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2021.02.27 社長ブログ

Rの声。

数日前、

介護福祉士のRとランチしました。

顔を合わせた瞬間、涙を浮かべた表情をした。

Rは29歳の介護現場大好き男です。

Rとの付き合いは、

かれこれ、2年以上になります。

弊社で転職支援をさせてもらい、

某有料老人ホームへ転職しました。

転職してからも

仕事の相談を受けたり、

他愛もない話もしたりしていました。

絶対に実らないであろう

恋愛相談も受けたりもしていた。

そこは、どうでも良いのだが・・・笑

転職後、

二年は円満に働いていましたが、

最近、新しい施設長が来て状況が一変。

新しい施設長は、

介護現場に関わったことは一度もなく、

どこかの企業からヘッドハンティングされ、

鳴り物入りで入社してきた人らしい。

新施設長は、

これまでのコミュニケーション重視の

スタイルから合理的な経営スタイルに

施設を切り替えるように指示をしている。

これまでと異なり、

配置する人員も規定人数ギリギリとなり、

入居者とのコミュニケーションが減り、

サービスの低下に繋がっているとRは言う。

さらに、

コミュニケーションが減ることで

現場が流れ作業化してきていており、

職員の意識が下がってきているとも言う。

Rは少し過敏なところがあるが、

真っ直ぐな性格で曲がったことが嫌いだ。

言い換えると融通の利かないところもある。

とにかく、苦しんでいるのは伝わった。

だからこそ、

僕の顔を見ただけで悔し涙が溢れたのだと思う。

元々、彼がaunを利用したのは、

他社紹介会社での転職先選びで

失敗が続いたからだった・・・

他社で見せられた求人票に書かれている

月額給料はデタラメ、年間休日も嘘ばかり、

賞与も昨年実績金額に嘘が書かれていたらしい。

とにかく、

複数の企業で嫌な思いをしたそうだ。

もう、見栄えの良い嘘情報は

いらないから真実を話してくれる

会社から就職したいという要望だった!

「ガッテン承知!」

てな、具合で、

いつも通りの仕事をして、

弊社で無事に転職のお手伝いができました。

そこから、時々、ご飯とかを奢らされます。笑

彼との関係は置いておき、、

施設の内情がRの望む現状でないのは事実だ。

ただ、Rは正義感が強過ぎる反面、

これまで人間関係での失敗も何度かあった。

自分の理屈に合わないと直ぐに顔に出るし、

人の理屈に耳を傾けるのにも時間がかかる。

だから、

Rと話す時は、

一歩ではなく、

一・五歩引いて、

話を聞くようにしている。

R自身もこれまでの失敗があるから、

否定されるかもしれない僕の所へ来たのだろう。

いずれにせよ、

興奮しながら話し終えたRに

僕はゆっくりコーヒーを飲ませた。

徐々に落ち着きを取り戻したRは、

「興奮してすみません・・・

渡邉社長は、率直にどう思いますか?」

そう、尋ねてきた。

僕はRをその場限りとなる

励ましはしないし、擦り寄ったことも言わない。

施設のサービス低下は良くないが、

経営難からのジャッジなのもしれない。

人員配置につていも

不必要なコストだと判断したのかもしれない。

物事を一方からしか見ない人は頭が悪い。

また、コストのかかることは、

時に善悪のみで判断してはならない。

労働者は職場を選択する権利があるが、

会社は施設を絶対に潰せない。

つまり、時として、

現場より経営判断が優先されることもある。

Rには、現場側と経営者側の

意見が平行線になることは当たり前にある、

それに、入居者に対しての

コミュニケーションが減ったのであれば、

仕事のやり方を工夫してコミュニケーションの

取り方を変えれば良いと伝えた。

それしか、言えなかった・・・

結局、Rの悩みは解決しなかったが、

物事には色々な見方があることだけは伝えた。

経営目線と現場目線が混じり合い、

そして、理想の施設が作れる未来こそ

高齢者にとって豊かな老後となるだろう。

だからこそ、

このような問題や課題は、

感情的になるのではなく、

現実的な見地からの解決を模索すべきだ。

これは、

30年後の自分にとっても大きな問題となる。

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