2019年"1番のNEWS"
皆さんこんにちは。
aun companyの中牧です。
クリスマスも終わり、
今年も残すところ
あと5日!!
2019年は
色々な自然災害のニュースが
取り上げられました。
台風19号。
皆さん覚えていますか?
10月6日に発生して、
12日に日本に上陸した台風です。
関東地方や甲信地方、
東北地方などで
記録的な大雨が降り、
今年日本に起きた自然災害の中でも
最も甚大な被害を引き起こしました。
この台風は
「ハギビス」と名前を付けられ
『すばやい』という意味です。
台風19号による死者の数は
13都県にわたって93人。
12月現在も4人が
行方不明のままとなっています。
さらに
避難所で生活を行っている人は
2,367人という状況です。
140ヵ所の河川では
堤防が決壊してしまい、
多くの地域で水害を
引き起こしました。
ニュースでは
その様子が取り上げられていて
まるで津波のようでしたよね。
大きい波が家を丸ごと飲み込んで
そんな中、家の上階で非難している人や
助けを呼んでいる人がいたり。
本当に怖かったです・・・。
台風の怖さを改めて感じました。
この台風19号では、
老人ホームなどの
高齢者福祉施設が
被害に合いました。
その数はなんと
21軒です。
断水や停電した施設はなく、
人的被害も出ていませんでしたが
多くの社会福祉施設が
危険にさらされました。
地震や台風などの
自然災害が多い日本ですが、
この台風19号により、
福祉施設における
被災対策の重要性が
改めて認識されています。
この台風で注目されたのは、
亡くなった方の中で
最も多かったのは高齢者。
だということです。
台風が日本に上陸してから
ちょうど1週間後
その当時に分かっていた
死者の数は66人。
それに対して7割以上の
49人が60歳以上
だったそうです。
その理由は
浸水の速度が早かったこと。
浸水が少ない段階でも
家具や畳などが浮き上がり、
2階への避難が困難だった。
のではないか。
と分析されています。
若年層であれば、
急な避難が必要になっても
体力があるので
避難できる可能性が高いです。
でも、高齢者にとっては
難易度の高いものに
なってしまうのです。
この逃げ遅れなどが、
この災害で高齢者が
多く犠牲になってしまった
理由の1つです。
避難に成功したとしても、
その後の避難生活は
高齢者にとって
たくさんの困難があります。
毎日新聞によれば
2011年に起こった
東日本大震災をきっかけに、
災害公営住宅での
暮らしを始めた高齢者の
孤独死が多発しています。
避難所生活で起きる
孤独死の原因は、
住み慣れた地域から
避難所が離れていたり。
同じ地域でも
避難所で生活を送る人と
住宅に住み続ける人が
出てきたりする。など
今までの人間関係が
変化することが原因です。
避難生活を始めた時に
新たに人間関係を築くことは
高齢者にとって非常に難しく、
さらには
プライバシーが欠ける。
などの理由で、
孤立してしまう場合が
多くなっています。
その結果、
自宅での避難を選び、
避難所などで
生活を送る人たちに比べると
支援や現在の様子、ニュースを
把握することが
難しくなっているのです。
日本は本当に自然災害が多く
来年も、
いつ何が起こるか
分からないですし
30年以内には
南海トラフ地震がくる
と言われています。
その時に被害に合う人たちを
減らすために!!
特に死亡率の高い
高齢者を助けるために
いろいろな対策が行われています。
例えば
高齢者をはじめとした要支援者への
被災時の対策として、
「避難行動要支援者名簿」が
存在しています。
これは、避難の時に
支援が必要となる人の名前や連絡先、
要支援である理由などを記載し、
安否確認に活用するためのものです。
支援が必要のない元気な私たちでも
そういった
支援が必要な人のために
名簿に登録したり
災害時どうやって非難をするか決めたり
身内同士のルールや助け合いが必要です。
皆さん
非難グッズはちゃんと
用意していますか?
来年も、2020年も
常に安全でいられるよう
たくさんの対策を実施しましょう!!!
https://www.minnanokaigo.com/news/kaigogaku/no773/
「みんなの介護」引用・参考
過去のブログ 『人助けランキング日本”最下位”』 |