STOP!!離職する前に
皆さんこんにちは!
aun companyの中牧です!
さて、いま日本に
「私、介護をしています。」と
会社に相談できている人は
何人いるのでしょうか?
全員が全員
会社に打ち明けることが
出来ているのでしょうか?
実は、5人に1人が
会社に打ち明けられず
抱え込んでいるのです。
(2018年厚生労働省による調査)
このように
職場に家族の介護を
していることを知らせずに
介護を抱えこむことを
『隠れ介護』と言います。
ではいったいなぜ、
「隠れ介護」に陥って
しまうのでしょうか??
両親の介護が始まる
40代~50代は、
働き盛りの歳でもあります。
長年働き続けてきた会社で昇進し、
管理職として勤めている方も
多い世代です。
「重要な役割に就いてるから
抜けられない」
「会社に迷惑をかけられない」
「介護を打ち明けたら
出世に響くのではないか」
そんな不安が
職場に家族の介護を
打ち明けられない理由に
なっているようです。
他にも、
昔は兄弟姉妹が多く
家族みんなで助け合い、
支え合っていました。
しかし現在は1人っ子も多く、
周囲に頼ることが出来ないので
「自分がやるしかない」
「けれど仕事は休めない」
と1人でどうにかしようとしたり
解決させようと
抱え込んでしまうのです。
隠れ介護になると
いずれは仕事と介護の両立が
難しくなり、
仕事を辞めてしまう
「介護離職」へと
繋がります。
2018年、経産省の調査によると
毎年10万人もの人が
介護離職しているようです。
もし、離職せず働いていれば
その人が得ることが
できたであろう所得は
約2,700億円と言われています。
本来得ていた収入を
諦めなければいけない。
ということです。
離職前の年収と比較すると、
男性約4割。女性約5割。
年収が減ってしまう。
という調査結果が出ています。
介護離職をしてしまうと、
収入の問題を抱えた状態で
出費は介護費用などのために
以前より多くなる。
という状況になります。
隠れ介護は
大きく介護離職に繋がり
その介護離職は
自分のこれからの
人生を左右させる
問題になります。
これを聞くと私は
あの時我慢して頑張っていれば
お金に困らなかったのに。
もう少し自分の生活に
余裕が持てたかもしれないのに。
と、思うでしょう。
でも
仕事と介護の両立は
それほど難しいこと
なんですよね・・・。
もしも家族の介護が
必要になった場合、
一定期間、会社を休業できる制度
介護休業制度
介護休暇制度
があります。
こういった制度を利用する方は
まだまだ少なく、
社会全体での認知度も高くないので
制度があっても利用できない
という問題があります。
隠れ介護に陥る方の多くは、
有給を消化しながら
施設探しに奔走したり、
病院への送迎をしたり…と、
休み全てを無理やり
介護にあたろうとします。
なので皆さん。
介護休業制度。
介護休暇制度。
この制度を必ず覚えておきましょう。
そして、
周りに隠している方がいれば
広めて下さい。
●介護休業制度
雇用期間1年以上で、
介護が必要な要介護状態の
家族1人につき、
3回を上限として
通算93日間の休暇を
分割取得できる制度。
(その間の給与は支給されませんが、
雇用保険制度から
手当てを受けることができる)
●介護休暇制度
雇用期間が6ヵ月以上で、
介護が必要な要介護状態の
家族1人につき、年に5日の
休暇を取得できる制度。
介護休業と介護休暇は
別もので、違いは
「取得可能な休暇日数」
「休暇中の給付金の有無」
「申請方法」です。
https://romsearch.officestation.jp/fukuri
「労務search」引用・参考
隠れ介護や介護離職を防ぐためには、
隠れ介護をさせない
環境づくりをすることです。
会社に介護を打ち明けられず、
隠れ介護となってしまう状況は
確実に従業員を追い詰めていきます。
1番大切なことはまず、
会社側が介護休業制度や
介護休暇制度について
理解を深めることが不可欠です!
どうかこのブログが
届いていますように。。。
皆さんも、このような
日本にある制度を
いろんな人に広めていけば
あまり知られていない制度も
当たり前に
受けられる制度に
なるはずです!
私がまずその発信地に
なれたらと思います。
深刻になっていく
高齢社会。
働き続けられる環境が
きちんと整い、
会社に隠れて介護をする必要が
なくなる日を心から願います。
https://www.minnanokaigo.com/news/kaigogaku/no554/
「みんなの介護」引用・参考
過去のブログ 『買い物難民』 |