減らない高齢者ドライバーの事故。
みなさんこんにちは。
aun companyの中牧です。
先日、コンビニへ
カフェオレを買いに行っていると
高校生が自転車で
2人乗りをしている場面を
目にしました。
もしパトカーが通れば
今までなら
マイクで「降りなさい」と
注意されるだけでしたが
先日はパトカーが追いかけて
警察が出てきて
高校生を追いかけていました。
最後までは見ていませんでしたが
車だけでなく
自転車の交通ルールも
どんどん厳しくなっていますね。
そんな交通ルールが
厳しくなる世の中ですが
まだまだ交通死亡事故は
減っていません。
2018年の
交通死亡事故を見返します。
2018年、交通死亡事故は
全国で3449件。
この事故件数を年代別にみると、
20~74歳で免許保有人口
10万人あたり
平均3~4件であるのに対して、
75~79歳 6.2件。
80~84歳 9.2件。
85歳以上 16.3件。
75歳以上の方が
とくに事故を起こしている。
ということが分かります。
75歳以上の死亡事故には
いくつかの特徴がみられます。
75歳未満は
「安全不確認」
が原因であるのに対し、
75歳以上は
ハンドル操作や
ブレーキの踏み間違い
などといった
「操作不適」
が多いとされています。
2016年10月。
横浜市で87歳の
ドライバーが運転する
軽トラックが
集団登校中の
小学生の列に突っ込み、
6歳の男の子が亡くなり
8人が死傷。
2018年5月。
神奈川県90歳のドライバーの車が
赤信号を無視して
歩行者などを次々と跳ね、
4人を死傷させる事故が起きました。
2019年4月。
東京・池袋で、
87歳のドライバーが運転する車が
暴走して通行人を次々と跳ね、
3歳の女の子と母親が死亡する。
という事故が起きました。
75歳以上の高齢ドライバーによる
死亡事故は2019年11月末までに
全国で354件に上っています。
このことから
高齢者の運転免許自主返納が
厳しく取り組まれることになりました。
現在、高齢者の41.1%が
免許を持っています。
その高齢者の方達の
63.8%が
「返納を考えていない」
「返納したいができない」
と、思っているようです。
結構な人数の方が
返納されていないんですね…。
そもそも、
運転免許証の自主返納は
運転に不安を
抱えることが多くなった、
免許所持者の高齢者
などが対象となり、
自主的に免許の取り消しを
申請できる制度です。
対象となるのは、
有効期間内の運転免許証を
所持する人全員で、
高齢者に限られたもの
ではありません。
返納を行った場合、
運転免許証の代わりに
運転経歴証明書を
発行してもらうことができます。
高齢者の自主返納率は
低いまま。という事に
政府はこの状況を
対応するために、
高齢ドライバーに対して
さまざまな施策を
実行しようとしています。
まず検討されているのは、
2022年にも導入される
見込みのある実車試験です。
現在、
75歳以上の高齢者を対象として、
免許更新時に認知機能検査が
実施されています。
さらに、
信号無視や大幅なスピード超過などの
違反や事故歴を持つ人を対象として、
実際に運転をし、技能を
検査する試験が追加されます。
この試験は教習所で行われ、
免許の更新期限内であれば
何度でも受けることが
可能とされています。
対象となった人は、
この試験に合格した後、
現在行われている
認知機能検査を経てから、
免許の更新が可能になる。
という流れが予定されています。
他にも
自動ブレーキや、
ブレーキとアクセルの
踏み間違え対策として、
急加速を抑える機能を持った
『サポカー』と呼ばれる
車種に限定する免許の創設も
あわせて行われる予定です。
内閣府が発表したデータによると、
2016年度の交通事故によって
死亡者3,904人のうち、
高齢者は2,138人。
歩行中の交通事故での死者は
1,003人。
約半数近くを占めることが
判明しています。
さらに、全年齢における
歩行中の交通事故での死者数の
73.7%を高齢者が占めるなど、
歩行中の事故が多いことが
明らかになっています。
運転免許にだけでなく、
一度手に入れたものは
手放したくないものです。
プラス、移動の自由を
奪われてしまうことになるので、
生活にも困ることもあります。
しかし、
実際事故が減っているのかというと
全く減っていないわけですし、
残酷な事故が起きたり。
日常生活に車が無くなるというのは
本当に不便だと思いますが
そして
高齢者が免許を返納すれば
事故が全くなくなるのか
というと
そうではないと思いますが
少しでも事故が無くなるよう
身体に変化や
運転中に危険を感じたら
免許を返納しよう。と思う
高齢者が増えたらいいなと思いました!
みなさんはどうお考えでしょうか??
過去のブログ 『認知症を早く見つけるには。』 |
https://www.zurich.co.jp/car/useful/column/mj-okazaki/09/
「チューリッヒ」引用・参考
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-50414698
「newsジャパン」引用・参考
https://www.minnanokaigo.com/news/kaigogaku/no819/
「ニッポンの介護学」引用・参考