コロナ対策も大切。非難対策ももっと大切。
みなさんこんにちは!
aun companyの中牧です。
みなさん、
コロナにとらわれすぎて
忘れていませんか?
『南海トラフ地震』
です。
一時期
飲み水や避難用具など
現在のマスクまでとは
いきませんが
急に店頭に並ばなくなったり
売り切れになっていましたよね。
2011年3月11日の
東日本大震災。
それ以降
迅速な復興を目指して、
被災地支援に取り組んでいます。
自然災害によっておこる問題の中で
非常に注目を置かれているのは
「高齢者、障がい者の方」
への問題です。
支援の停止や
復興の遅れの弊害を
最も強く受けるのは、
高齢者や障がい者です。
東日本大震災の被災地である
岩手県、宮城県、福島県の
調査では(東日本大震災)
地震によって亡くなった方の中で
障がい者の割合は
24.6%。
亡くなった方の
約4人に1人が
障がい者だったのです。
さらに
6割を超える人が
60歳以上の高齢者だったようです。
高齢者と障がい者の死亡率は、
住民全体の約2倍。
ということが、
明らかにされています。
東日本大震災から
約9年が経過しましたが、
自力での避難・生活が難しい
高齢者や障がい者を、
災害時に
どのように支えていくか。
については、
未だに明確な答えが
出ていないのが現状です。
災害時に
高齢者や障がい者が
避難できる場所として、
「福祉避難所」
があります。
「福祉避難所」とは
普通の避難所とは違い、
一般の避難所での生活が困難な
「要配慮者」の方を対象に
生活上で必要な介護や
生活支援を提供する施設です。
高齢者と障がい者はまず、
一般の避難所に避難してから
避難場所で
保健師の方などが
健康状態を見極め、
必要と判断された方だけが
福祉避難所に移ります。
福祉避難所は
設置数が足りていない。
というのが現状です。
例えば、徳島県では
南海トラフ地震を想定して
福祉避難所の整備が
進められています。
しかし、
少しずつ増えてはいるものの、
さらに施設の指定が必要である。
と認識しています。
徳島県鳴門市では
市内に17ヵ所の
福祉避難所を設定しています。
市が必要と想定する
300~400人分の
収容先を確保しました。
実際のところ、
災害時に福祉避難所に
収容すべき人が
何人になるのか。
具体的な数はわかっていません。
なので今後も
施設を増やしていく方針を
示しています!
福祉避難所は、
認知度が低い。
という問題もあります。
2019年1月、横浜市
アンケート調査(2,682人)
によると、
全体の約6割が
「福祉避難所の
意味も場所も知らない」
と回答していたようです。
特に10代の認知度が
低い結果となっています。
2019年10月に問題になった
台風19号の時には、
福島県、宮城県、長野県の
55の市町村で
福祉避難所が開設されていました。
しかし
31市町村で、
福祉避難所の開設が住民に
知らされていなかったのです。
これにより
高齢者や障がい者の
避難に遅れが出ました。
地震や台風による被害が
毎年のように起こっている今、
福祉避難所の存在を知り、
その上で
いつでも、今地震が起きても
しっかり避難できるよう
避難用具を準備したり
近くの避難所を
しっかり把握しておくことが
大切です!
みなさんは今、
地震が起きたら
すぐに逃げられますか??
ぜひ
今回のブログを機会に
避難用具を揃えたり、見直したり
家族と避難場所の確認を
して頂きたいです!!!
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「内閣府防災」引用・参考
「ニッポンの介護学」引用・参考