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2020.04.19 スタッフブログ

コロナ対策、カギは「免疫力」?

 

こんにちは。

管理栄養士の仲村です。

 

新型コロナウイルスへの

感染予防のため

日本全国で

不要不急の外出を控え、

手洗いや消毒、

マスクの着用など、

一人ひとりが

「移らない」

「移さない」

ための

対策をとっています。

 

こういう時に

常に話題に上がるのは

食事で「免疫力」

を上げて

感染予防をする

というもの。

 

免疫力を上げる

食材というのは

あるのでしょうか。

 

▶免疫とは

まず免疫とは

体の外から

敵が入ってきたときに

それを敵とみなし

戦うシステムのことです。

 

人の体は、

60兆個もの

様々な細胞で

なりたっているため、

それが

「自分」

なのか

「自分以外(敵)」

なのかを

見分ける必要があります。

 

このシステムを

担っている細胞には

T細胞、

B細胞、

NK細胞、

マクロファージなど

色々な種類があり、

その働きや

反応の種類も様々です。

 

そのため、

「免疫力を上げる」

一口に言ってしまえるほど

単純ではありません。

 

つまり、

○○を食べると

免疫力が上がる!

というのは、

意味があるかも知れないし、

無いかもしれないし、

まだ

よく分かっていないことが

多いのです。

 

▶何を食べたらいいの?

とはいえ、

感染症の脅威から

身を守るため、

少しでも

出来ることはやりたい。

そう思っている方が

ほとんどでは

ないでしょうか。

 

そこで、

いくつかの情報を

お伝えします。

 

▶がん予防が期待できる食品

がんも、

免疫と深く

関わりのある病気です。

がんと食の関係は

様々なところで

研究されており、

がんのリスクを

下げられる食品や、

逆にがんのリスクを

上げる食品も

少しずつ

明らかになってきています。

 

▷NCI

(アメリカ国立がん

研究センター)の

デザイナーフーズ・ピラミッド

 

 

1990年に、

がん予防に

有効な栄養素を

見つけるため

デザイナーフーズ計画

というものが

行われました。

 

その時に効果が

あるのではないかと

言われた食材を

ランク順に分けたのが

デザイナーフーズ・ピラミッド

です。

 

その中に入っている

食品が以下です。

 

★非常に重要な食品

にんにく、大豆、キャベツ

甘草、生姜、人参、セロリ等

 

★重要な食品

玉ねぎ、お茶、ウコン

玄米、全粒小麦、亜麻

柑橘類、トマト、ピーマン

ナス、ブロッコリー等

 

★やや重要な食品

マスクメロン、バジル、タラゴン

カラスムギ、ハッカ、オレガノ

きゅうり、タイム、あさつき

ローズマリー、セージ、

大麦、ベリー類等

 

 

ただ、

この計画は

具体的な成果を

上げられず

中止となっているため、

これらが本当に

効果的かは

分かりません。

 

 

▷AICR/WCRF

(世界がん研究基金、

米国がん研究機構)の

食物、栄養、身体活動と

がん予防

https://www.wcrf.org/sites/default/files/SER-SUMMARY-%28Japanese%29.pdf

 

ここでは、

食物、栄養、身体活動と、

ガンのリスクの

関連について

証拠がどれくらい

強固か、

証拠の強さを

判定しています。

 

その中で、

リスク低下が確定的

もしくは

リスク低下がほぼ確実

と判定されたものを

ご紹介します。

()の中は、

リスクが減る

がんの種類です。

 

・ネギ(胃)

 

・にんにく(結腸・直腸)

 

・果物

(口頭・咽頭・喉頭、食道、肺、胃)

 

・葉酸を含む食品(膵臓)

※枝豆、モロヘイヤ、納豆など

 

・カロテノイドを含む食品

(口頭・咽頭・喉頭、肺)

※緑黄色野菜、マンゴー、

パパイヤ、トウモロコシ、

海藻類、えび、かに等

 

・βカロテンを含む食品(食道)

※緑黄色野菜、柑橘類、すいかなど

 

・リコペンを含む食品(前立腺)

※トマト、金時ニンジン、

すいか、柿、あんずなど

 

・ビタミンCを含む食品(食道)

※いも類、果物類など

 

・セレニウムを含む食品(前立腺)

※魚介類、牛肉、卵、

乳製品、穀類など

 

・牛乳(結腸・直腸)

 

 

▶がん予防の5つの食品

また、

色々な研究から

次の5つの食品が

良いともいわれています。

 

それは

・魚

・野菜や果物

・全粒穀物
(玄米や全粒粉など)

・ナッツ類

・オリーブオイル

 

▶感染症や肺炎の予防に

効果的な栄養は?

 

ここまで

ご紹介したのは

がんに関する研究を

元にしたものでした。

では、

感染症や肺炎に対して

予防効果のある

食品はあるのでしょうか。

 

 

▶ビタミンC

 

肺炎の予防と治療に

ビタミンC

効果があるかという

研究があります。

その結果、

その効果を示す

エビデンスは

弱いものでした。

 

ただし、

肺炎に

かかりやすい集団や

食事でのビタミンCが

少ない集団

については

さらに調査が必要

とされています。

 

ただ、

ビタミンCを普段より

多く摂るために

果物や野菜などを

増やすことは

リスクが低く、

むしろ

健康的な食生活

つながるため

ぜひ!!

取り入れてみましょう。

 

参考
コクラン・ライブラリ
https://www.cochrane.org/ja/CD005532/ARI_fei-yan-noyu-fang-tozhi-liao-nidui-surubitaminc

 

▶ビタミンD

 

ビタミンDは

免疫システム

深く関わる

栄養素です。

そのため、

感染予防に

ビタミンD

効果的ではないか、

という仮説が立てられ、

これまでに

様々な研究が

行われています。

 

しかし、

まだ確実な

証拠は無いようです。

 

ただ、

今の時期、

ビタミンDは

意識して摂る方が

良いと考えています。

 

その理由は

「外出が減るから」

 

ビタミンDは、

からだで作ることの

できる栄養素です。

太陽の光を浴びると、

皮膚でビタミンDが

合成されます。

 

しかし、

今は

「外出自粛」を

求められている時期。

外に出て、

太陽の光を

浴びる時間が

減った方も

いるのでは

ないでしょうか。

 

何よりもまず、

換気の意味も含めて

カーテンや窓を開け

太陽の光を浴びること。

 

それに加えて、

ビタミンDの多い食品を

意識して摂ること。

 

これらをおすすめします。

 

ビタミンDの多い食品は

鮭、いわし、干しシイタケ

などです。

 

 

▶まとめ

 

免疫と関係の深い

がん予防の観点や、

感染対策の点から

効果のありそうな食品を

紹介してきました。

 

ここで、

お気づきの方も

多いと思いますが、

とにかくたくさんの

食材の名前

挙がっています!

 

つまり、

最終的には

ありきたりな答えですが

「色々な食材を

バランスよく摂る」

ことに尽きるのかも

しれません。