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2026.02.02 社長ブログ

介護士 Mくん

数日前に、介護士のM君と面談した。

彼は介護未経験からaunに入り、

人材派遣のスタッフとして介護職に従事していた。

aunの派遣で6ヶ月働き、

その後、特別養護老人ホームへ就職した。

特別養護老人ホームに就職して、

1年ちょい経過して連絡が僕の所へ連絡がきた。

介護を辞めようと思う、との内容だった。

僕にとっては、

介護士Mくんの言葉は意外だった。

と、いうのも4ヶ月くらい前に電話で話した時に

介護の仕事は奥が深いし、とてもやり甲斐もある。

そう、熱く話していた。

施設での人間関係が嫌になったか?

それとも、上の人間とぶつかったか?

何か他ごとでトラブルに巻き込まれてしまったか?

どんな施設でも大なり小なり問題はある。

介護士Mくんは、少し潔癖な部分はあるものの

何かあっても感情的に仕事を辞めるとは言わない。

そういう人だ。

弊社は関西エリアだけでも

百を超える施設に派遣をさせてもらっている。

施設内で職員の虐め、

利用者さんへの虐待疑い、

利用者さんの金品を盗む職員、

雇用主と労働時間や雇用関係のトラブル、

施設長やエリアマネージャーとの軋轢など、

どこの施設も何かしらの問題は抱えているもの。

だから、どんな人でも退職したい

と、言われてもなんら違和感なく受け止めらる。

とはいえ、

未経験から始めて、楽しく働けていると

最近まで聞いていて、心配になって直ぐに

直接会って、話を聞くことにした。

結論から話すと、

Mくんの彼女が妊娠して、

結婚するから介護職を離れることにしたらしい。

今の彼の給与は手取りで25〜26万円ほど。

夜勤も月に最低3回はしていての給料だ。

この給与では、これから先、

結構して奥様と子どもを育てていくのは無理だ、

Mくんはそう思い、介護職から離れる決断をした。

僕は止められなかった。

Mくんは、

派遣で働いている時、

とにかく、気遣いのある人だと言われていた。

だから、施設での評判が良いスタッフさんだった。

他の業務へ移動するときは、

近くにいるスタッフだけでなく、

利用者さんにまで一声かけてから移動する。

また、彼が現場にいると、

現場が明るくなるとまで言われていた。

そんな人が辞めるのは、

介護業界にとってマイナスなのは間違いない。

もちろん、現状の施設よりも高い給与を

出してくれる施設があることは説明したし、

今後のキャリアプランも相談にはのったけれど、

Mくんの決意は揺らぐものではなかった。

また一人、優秀な人財が現場から失われていく。

ほんま残念やなぁ、、、、、

確かに現実問題として、

25万で奥さんと子どもを養うのは厳しい。

出産後に共働きすれば良い、

介護福祉士を取れば給与が上がるよ、

退職を伝えたら施設長にそう言われたらしい。

しかし、Mくんには

その言葉は一切刺さらなかったらしい。

むしろ、その逆で介護を離れる決意も強くなった。

産後半年で奥さんに働いてほしいなんて、

僕には絶対に言えないし、言いたくもない、と!!

そう、言っていた。

今の時代でこういう表現が

良いかはわからないけど男としてかっこいい!

僕は、そう、伝えた。

その日は、

Mくんの男らしい覚悟と

変わらない業界の低賃金制度に

腹立たしさと虚しさが混じり複雑な気分になった。

いつか、本当に誰も介護やらなくなる。

今も数十年前からも多くの介護士たちの

犠牲や我慢の上で成り立っている介護業界だ。

そんな状況が続いて良い訳がないし、

国にとっても必要な仕事をしるのに生活が

成り立たないなんて許されていい訳がないねん。

もう少しでいいから、

介護業界に手を差し伸べてあげてほしい。

頼むよ、自民党!

頼むよ、高市総理!!!

Mくんは親戚が経営している

建設系の会社へ就職することが決まったらしい。

そして、再来月に籍を入れて、

奥さんにお金の心配をさせたくないから

夜勤のビル清掃アルバイトもしていくらしい。

ほんまに、かっこよすぎやろ!!

これからも僕で出来るサポートを続けていこう。

にしても、

残念やなー、、、悔しいなぁーー、、、、、

今日は、この辺で。

画像は、最近、買った本。

Xで有名なZ李の第二作で楽しみやわ。

前作「飛鳥クリニックは今日も雨」は、

本もドラマもめっちゃくちゃ面白かったわ。

いつか、お会いしてみたい人だ。笑