退職代行業
こんにちわ。
今日は、
ここ数年流行っている
退職代行業について書いていきます。
今日は長文になりました。
タメになるから喜んでや(笑)
実は、以前、弊社も
退職代行業をやろうと計画したことがありました。
その理由としては、
弊社の主軸事業でもある
介護士と看護師の人財派遣業、
職業紹介業で関わる求職者の方々の中に
仕事を辞めれず苦しんでいる方が多いからだった。
ただ、結論として、
弊社はその退職代行事業を行うのはやめました。
今日のブログでは、
なぜ、求職者は自分で退職できないのか?
なぜ、弊社が退職代行事業をやらなかったのか?
その理由を書いていきますので読んでみて下さい。
なぜ、エッセンシャルワーカーの方々が
※介護士・看護師
仕事を円満退職しにくいのかについて書きます。
それは、エッセンシャルワーカーは、
人情話などで職場が人材不足で困っていると
頼まれるとハッキリと断れない性質の方が多い。
例えば、
「貴方が退職すると利用者(患者)が困るの。
他に変わりの人もいないし、辞めるにしても
もう少し頑張って働いて、それでも気持ちが
変わらないなら改めて時間を作るから話し合おう。
あなたも利用者さんを人不足で満足なケアをして
あげられなくて可哀想で見捨てれないでしょ?」
このような感じで、
退職の意思を全く取り合ってもらえず
職場の困っている状況ばかりを伝えられて
スムーズに退職出来ないケースが多々あるのだ。
また、
もっと、ひどい会社(病院や施設)では、
主任を説得して、師長を説得して、部長にも
納得してもらわないと退職届さえ提出できない。
想像しただけで気が滅入ってしまうね。
過去に円満退職できた先輩たちは、
1年かけて退職した前例などがあり、
皆その段取りを踏まないといけないという
暗黙のルールが存在する病院も複数あるのだ。
いや、カルトか!
円満なのは病院だけで、労働者は不幸でしかない!
それに、何人の許可取らなあかんねん、
キミらは何かの門番か!! と言いたくなるわw
これらの勝手な事情から
退職までのハードルが上げられ、
結果としてスムーズに退職が出来ずに
自分にとって好条件の転職のチャンスさえ
渋々、諦めなければいけなかった人たちもいた。
元々、人の心に寄り添いやすい
性質の人がエッセンシャルワーカーには多い。
人事責任者はその心を巧みに利用して、
利用者や患者が困ってしまう、と伝えて
従業員の心に訴えて引き留める作戦をとる。
あとは、先輩などの話を聞いて、
上司が怖くて退職を言い出せない人も多々いた。
いずれにせよ、
それらの手法によって、
新たな挑戦(転職)をしようとする人に
罪悪感を持たせて退職させないように仕向ける。
まぁ、人によっては、
そんなのどうでもいいし、
会社の問題で私の人生には関係ない、
だから、申し訳ないけど私は辞めます、と、
そう、ハッキリと言える人たちも中にはいる。
これまで、
数千人の転職に携わらせてもらっている
僕からするとそこまで割り切れるのは少数だろう。
結果として、
退職しようとする自分は薄情な人間
なんだと自分自身を追い込んでしまい、
退職の意思を撤回したり、限界まで働いて
メンタルを壊してしまった人もたくさん見てきた。
そういう人の末路は、
無断欠勤が増えていき、
最終的には連絡不通となってしまい、
自分が悪者の立場で退職するケースも少なくない。
退職を申し出た時点で
職場を退職できていれば、
メンタルを壊す必要もなかったし、
エッセンシャルワーカーという仕事に
疑問を持ったり嫌になる必要がなかった人もいた。
これが、医療・福祉業界の闇の一つでもある。
まぁ、離職率の高さは、
賃金ばかりの問題ではなく、
ステップアップや職場環境の問題も大きい。
普通の民間企業にも
同様なケースはあるだろうが、
弊社が転職サポートをさせてもらっている
医療・福祉業界では未だにこんなことが横行する。
一般的な民間企業の場合、
優秀な人財の引き抜き行為があり、
また、自分の能力を最大限に評価してくれる
企業へ転職することが至極当然なことだろう。
医療・福祉業界では、
そのような競争意識は低くて、
慢性的な人手不足から在籍スタッフを
辞めさせないようにする”囲う”思考が強過ぎる。
だからこそ、スカウト行為もしない!
ある意味、ぬるま湯な環境なのだろう・・・・
ちなみに、今回のブログで
病院や施設の闇を突きたいという気持ちはない。
それに、
この業界で人財事業をやっている以上は、
雇用の健全化や求職者の転職する権利を守り、
働く人たちの”幸福度”を高めたいと考えている。
話が少し逸れたが、
弊社が退職代行事業をやらなかった理由は、
退職代行事業しなくても弊社に関わった求職者
には円満退職のサポートをすることはできるし、
グレーな事業に分類されることはしたくない、
この2つが理由でした。
グレーというのは、
基本的に退職代行会社は、
労働者の代行で退職交渉はしてはいけないのだ。
あくまで、して良いことは、
依頼者が退職したい旨を伝えること、
退職までの流れを依頼者に伝えることだけだ。
法律的に退職に関する交渉は絶対していけない。
もちろん、
弁護士資格を保有していれば交渉可能で
退職金の交渉や残っている有給休暇使用に
関する交渉は代わりに行っても何ら問題ない。
代行会社の顧問に弁護士が居たとしても
あくまで交渉は弁護士本人しかしてはいけない。
ただ、論理的に考えると、
退職希望の依頼人が支払える程度の
金額で弁護士が表立って交渉する訳がない。
コスパが悪過ぎるからだ!
依頼者も退職先の会社から入る
退職金で代行会社に支払うのであれば、
支払える金額にも限界がある。
そうすると、
代行会社は少額しかもらえない以上、
弁護士はお守りのような顧問に置き、
弁護士風な雰囲気を出しながら、
グレーな交渉を会社側としなけれはならない。
実際、違法な交渉をする代行会社さえ存在する。
弊社が退職代行事業をやらなかった理由は、
そのグレー(正確には黒)な部分で交渉をし、
医療・福祉業界を荒らしたくないと思ったからだ。
もし、今、
転職出来ずに本当に悩んでいる人は、
まずは、きちんと法律を理解してほしい。
退職の意思は2週間前までに伝えれば、
法律的に退職する権利があることを理解しよう。
会社によっては、
退職の3ヶ月前までに伝える、と
雇用契約書に記載されていることもあるが、
それは、会社の規定で法的な拘束力は何もない。
会社の嘘や言い分に騙されず、
きちんとした労働基準法を理解すべきだ。
もしくは、我々に相談して下さい。
もちろん、
その法律を知っていたとしても
プロとしての責任感から辞められないという
現実やメンタルの問題はあるかもしれないが、
それは、混同せずに考えないといけない。
このブログには、
職場と揉めずに退職する方法は書きません。
ちなみに、
有料サイトに書きますとか
そんなことはしないのご安心下さい。
そもそも、有料サイトなんかないしねww
単に、ブログが長くなり過ぎて疲れたからですw
今回は、
なぜ、仕事を辞められないのか、
なぜ、弊社が退職代行事業をやらなかったのか、
これらの理由を書いてみました。
少しは、誰かの役に立つといいなー。
それと、今後、
退職代行会社を利用して、
後々、トラブルにならないように
依頼者に向けて事実のみを書きました。
たまに、トラブルに発展しているらしいので。。。
また、
退職代行会社に脅されるような形で
会社側が退職金や支給する必要のない
有給休暇を取らせたケースもあると聞いたので
そういう被害を会社側も遭うべきではないので、
少しでも多くの人に知ってもらいたい。
雇用は健全でフェアでなければいけない!!
“雇ってやっている”
“働いてやっている”ではない。
労働者も使用者も
お互いに大切な時間を共有して、
成果を発揮する関係であるべきものだ。
そうでなければならない。
今日は、この辺で。
長いブログ書いたので、ラーメン食べて帰ります🍜